クラフトビールって、味も香りもバリエーション豊富だから、おつまみの相性がけっこう大事だったりします。
家飲みだとつい手を抜きがちだけど、ちょっとした工夫で「お、これうまっ」と唸る組み合わせができたりするんですよね。
今回は、日常的にビール片手にキッチンに立ってる自分が、本気でおすすめしたい簡単おつまみを13個紹介します。
しかもジャンル別。
火を使わない冷たい系、フライパンやトースターでサクッと作れる焼き系、そして少しだけ手間はかかるけど味は裏切らないちょっと手間系に分けてみました。
冷たい系|火を使わないおつまみ
疲れてる日とか、夏場とか、なるべくキッチンから熱気を出したくない日。
そんなときにぴったりの、切るだけ・和えるだけの冷たいおつまみです。
塩昆布×クリームチーズのやみつき和え
これは本当に混ぜるだけ。和風だけどIPAにもバッチリ合う。
材料(1〜2人分)
- クリームチーズ:40g
- 塩昆布:ひとつまみ(だいたい5gくらい)
- ごま油:小さじ1
- ブラックペッパー:お好みで少々
作り方
- クリームチーズを小さめのサイコロ状に切る。
- 塩昆布と一緒にボウルに入れて、ごま油をたらす。
- 軽く混ぜて、器に盛るだけ。仕上げに黒こしょうを少しかけると味が締まります。
これ、ハイアルコールの苦めなクラフトビールに合わせると塩昆布の旨みが際立って最高です。
ピリ辛メンマ冷奴
定番の冷奴に飽きたとき、ちょい足しで劇的に化けます。
材料
- 絹ごし豆腐:1丁(小さめがベスト)
- 味付きメンマ:30g
- ラー油:数滴
- 小ねぎ:あれば少々
作り方
- 豆腐を皿に盛って軽く水切り。
- メンマを細かく刻んでのせる。
- ラー油をたらして、小ねぎをパラっと。
濃いめのペールエールや、スモーキーなビールと合います。
ピリ辛好きならラー油多めで。
アボカドのわさび醤油和え
クリーミーなアボカドが、意外とホップの香りと合う。
材料
- アボカド:1個
- 醤油:小さじ1
- わさび:ほんの少し(チューブでOK)
- レモン汁:数滴(変色防止)
作り方
- アボカドを一口大に切る。
- わさびと醤油を合わせて和えるだけ。
- 最後にレモン汁をちょっと垂らすと爽やかさアップ。
ホワイトエールとか、柑橘系のクラフトビールと特に合います。
焼き・炒め系|サッと火を入れるだけ
香ばしさって、ビール欲をグッと加速させます。
焼く・炒めるだけで格上げされるおつまみたちを。
ガーリックシュリンプ風えび炒め
お店っぽいけど、意外と簡単。
香りだけでビールが進みます。
材料
- むきえび:100g
- にんにく:1片
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩こしょう:少々
- パセリ:お好みで
作り方
- にんにくをみじん切りにして、オイルでじっくり香りを出す。
- えびを投入して炒め、塩こしょうで味を調える。
- パセリをふれば見た目もおしゃれ。
シトラホップ系のIPAと合うと個人的には思ってます。
パンチ強めな味付けがクセになります。
厚揚げのカリカリ焼き・七味ポン酢仕立て
タンパク質補給にもなるし、節約にもなるしで万能。
材料
- 厚揚げ:1枚
- ポン酢:大さじ1
- 七味唐辛子:少々
作り方
- 厚揚げをキッチンペーパーでしっかり水気を拭き取る。
- フライパンで表面がカリッとするまで両面焼く。
- ポン酢を回しかけて、七味を振るだけ。
ビールとの相性がほんと良くて、何度リピートしたかわかりません。
セッションIPAでもラガーでも。
ちくわチーズの海苔巻き焼き
ちくわとチーズって地味だけど鉄板。
そこに海苔の香ばしさが加わって無敵。
材料
- ちくわ:2本
- スライスチーズ:1枚
- 焼き海苔:適量
作り方
- ちくわを縦に切ってチーズを中に入れる。
- 海苔で巻いて、トースターで焼き目がつくまで加熱。
- 少し焦げるくらいが香ばしくて美味しいです。
これ、黒ビールと合わせると海苔の香りがぐっと引き立つんです。
クリスピーナッツのスパイスロースト(焼き・炒め系)
ナッツってそのままでもうまいけど、軽く炒めてスパイス振るだけで別物。つまみ力が爆上がりします。
材料
- ミックスナッツ(無塩):50g
- オリーブオイル:小さじ1
- クミンパウダー:少々
- カレー粉:少々
- 塩:少々
作り方
- フライパンにオリーブオイルを熱し、ナッツを軽く炒める(中火で2〜3分)。
- クミンとカレー粉、塩をふって香りが立つまでさらに1分炒める。
- キッチンペーパーで余分な油を軽く取って、皿に盛る。
香ばしさとスパイス感で、ビールが止まらなくなります。ヴァイツェンやピルスナーと合わせると最高。
ちょっと手間系|簡単レシピ
ちょっとだけ下ごしらえが必要だったり、時間がかかるレシピ。
でも簡単です。
大げさな料理じゃないけど、クラフトビールと合わせるために存在してるようなおつまみたち。
自家製なめろう風ツナ味噌
アジじゃなくてもツナでできる、和風なめろうもどき。
材料
- ツナ缶:1缶(油を切る)
- 味噌:小さじ1
- 生姜:少し(チューブでもOK)
- 小ねぎ:少々
- ごま:ひとつまみ
作り方
- ツナに味噌、生姜を加えてよく混ぜる。
- 小ねぎとごまをふって、冷蔵庫で10分寝かせる。
- お好みで大葉や刻み海苔を添えてもOK。
これ、日本酒っぽいライスエールやセゾンと合います。
おにぎりにしても最高。
塩だれキャベツの肉味噌のっけ
ビールをぐいぐい飲ませる系。箸も止まりません。
材料
- キャベツ:ざく切り2枚分
- 豚ひき肉:100g
- 味噌:大さじ1/2
- みりん:大さじ1
- 塩:少々
- ごま油:小さじ1
作り方
- ひき肉を炒め、味噌とみりんを加えて肉味噌にする。
- キャベツはレンチンでしんなりさせ、軽く塩をふる。
- 肉味噌をのせ、ごま油を回しかけたら完成。
濃いめのアンバーエールやレッドエールが欲しくなる味。
じゃがいもとアンチョビのホイル焼き
ほくほくのじゃがいもに、アンチョビの塩気。地味に感動レベル。
材料
- じゃがいも:1個(中サイズ)
- アンチョビ:1〜2枚
- オリーブオイル:小さじ1
- ブラックペッパー:少々
作り方
- じゃがいもは皮ごとレンチンして柔らかくする。
- アルミホイルに包み、アンチョビとオイルをのせてトースターで5分。
- 仕上げにブラックペッパーをふる。
ベルジャン系の濃厚ビールに合わせたくなる味です。
揚げない揚げ物風(サクサク・カリカリ系)
油は使うけど、揚げずにカリッと仕上がるおつまみたち。
揚げ物ほど重くなく、でもちゃんとビールに合うのがポイントです。
カリカリチーズせんべいの詳しいレシピ
材料
- ピザ用シュレッドチーズ(モッツァレラやチェダーなどお好みで)100g
- 黒こしょう(お好みで)適量
- 乾燥バジル(お好みで)適量
作り方
- クッキングシートをトースターの天板に敷きます。
- チーズを薄く、なるべく均一な丸い形になるように広げます。厚みは3mmくらいが目安。厚すぎると焼きムラになるので注意してください。
- ここで黒こしょうや乾燥バジルを軽く散らすと風味が増します。シンプルにチーズだけでも十分おいしいです。
- トースター(1000W〜1300Wが多い)で4分〜5分ほど焼きます。チーズが泡立ち、表面が茶色くカリッとしてきたらOKです。焦げやすいので3分過ぎたら様子を見ましょう。
- 焼きあがったら熱いうちは柔らかいですが、そのまま冷ますとパリパリに固まります。皿に移して冷ましてください。
- 冷めたら割ってお皿に盛り付け。カリカリ食感がクセになります。
焼きムラができないよう、薄く均一に広げること。
チーズの脂が落ちて煙が出ることがあるので換気に注意してください。
油揚げの明太チーズ焼きの詳しいレシピ
材料
- 油揚げ(薄揚げ)1枚
- 明太子30g(または明太マヨ大さじ1)
- ピザ用チーズ30g
- 醤油少々
作り方
- 油揚げは半分に切り、包丁の背などで切り込みを入れて袋状に開きます。油揚げは水分が多いので軽くペーパータオルで拭いておくとベタつきが減ります。
- 明太子は薄皮を取り除き、中身をほぐします。明太マヨの場合はそのままでOK。
- 油揚げの袋の中に明太子(または明太マヨ)を均一に塗り、その上にチーズをのせます。チーズは多すぎると溢れるので注意。
- トースターの網にアルミホイルを敷き、油揚げをのせます。5〜7分ほど焼き、チーズが溶けて表面がうっすら焦げ目がついたら完成。
- 食べるときに醤油を少量垂らすと味が締まります。
明太子の塩気とチーズのまろやかさが合わさって、ビールとの相性は抜群です。
焼きすぎると油揚げが硬くなるので焼き加減を見ながら調整してください。
お麩のからあげ風の詳しいレシピ
材料
- 車麩4個
- 水適量
- 醤油大さじ2
- おろしにんにく小さじ1/2
- おろししょうが小さじ1/2
- 片栗粉適量
- サラダ油大さじ3
作り方
- 車麩をボウルに入れて水をたっぷり注ぎ、5分ほど浸して柔らかく戻します。戻ったら水をよく絞り、軽く手で押して水気を切ります。
- 別のボウルで醤油、おろしにんにく、おろししょうがを混ぜ、車麩を入れて10分ほど漬け込みます。
- 漬け込んだ車麩に片栗粉をまんべんなくまぶします。余分な粉は軽くはたいてください。
- フライパンにサラダ油を熱し、中火で車麩を両面カリッとするまで焼きます。油は多めに使うとより揚げ焼きに近い食感になります。
- 表面がこんがりしたら取り出して油を切り、お皿に盛り付けます。
車麩はしっかり水気を切るのがカリッと仕上げるコツ。
味が染みてジューシーな唐揚げ風になります。
ニンニクとしょうがはお好みで調整可能。
まとめ
家でゆっくりクラフトビールを楽しみたいとき、気軽につまめるおいしいおつまみがあると嬉しいですよね。
今回紹介した13品はどれも材料がシンプルで、調理も手間がかからず、忙しい日や急な家飲みにもぴったりです。
肉系から野菜、チーズを使ったものまでジャンルも幅広く、味や食感のバリエーションを楽しめます。
特に揚げない揚げ物風のおつまみは、カリッとした食感と罪悪感少なめのヘルシーさが魅力です。
自分で作ってみると、意外な組み合わせがクラフトビールに合うことに気づくかもしれません。
ビールの種類によって合わせるおつまみを変えてみるのも楽しいですよ。
このレシピたちで、いつもの家飲みがぐっと充実すること間違いなし。
ぜひ気になるものからチャレンジしてみてください。
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