最近クラフトビールが好きになったという人の間で、ひそかに注目されているのがニューイングランドIPA。
見た目はにごり系、飲めばジューシー。
ひと口飲んだだけでその世界に引き込まれてしまった、なんて話もよく聞きます。
私も初めて飲んだときは「これ、ビールって感じじゃないけど、めちゃくちゃうまい…!」と感動したのを覚えています。
ニューイングランドIPAってどんなビール?
はじめてこのスタイルを見たとき、思わず「スムージー?」とつぶやいてしまいました。
一般的なIPAと比べると、色合いは白濁していて、まるでフルーツジュースみたいなんです。
香りは華やかで、柑橘系やトロピカルフルーツを思わせるものが多く、苦みが穏やかなのも特徴。
これまで「IPAって苦いからちょっと…」と思っていた人でも、ニューイングランドIPAなら「美味しい!」と感じるかもしれません。
醸造方法にも工夫があって、ホップを後半に投入する「ドライホッピング」や、濁りを生み出すオーツ麦や小麦の使用など、技術的にもユニークなビールです。
ラベルデザインも個性的なものが多く、見ているだけでもワクワクしてきます。
もちろんです。それでは、H3見出しを使って「ニューイングランドIPAのおすすめ銘柄」をそれぞれ詳しく紹介します。
体験談や味の描写を交えて、自然な文体でお届けしますね。
実際に飲んでおいしかったニューイングランドIPAを紹介
どの銘柄も、単なる「ビール」っていう枠を超えて、感情に残るような存在でした。
ひとつずつ、あのときの記憶をたどりながら紹介していきます。
VERTERE「Hazy IPA」
初めてこのビールを飲んだときのこと、今でもはっきり覚えています。
VERTEREは東京・奥多摩のブルワリーで、自然の中にある小さな醸造所。
たまたまキャンプ帰りに立ち寄った酒屋で、「地元のクラフトビールですよ」とすすめられて買ったのがこのHazy IPAでした。
冷えた缶をリュックから取り出して、夜のキャンプ場でゴクリとひと口。
口に広がったのは、オレンジのような優しい甘さと、もぎたての果実みたいなフレッシュな香り。
濁った見た目に少し構えていたけれど、飲んでみるとやわらかくて、しっかりIPAの風味も感じられる。
それが逆にクセになる味で、「これがニューイングランドIPAか…」とその場で軽く感動しました。
自然と一緒に楽しむなら、間違いなくこの1本です。
Y.MARKET BREWING「Juicy Hop」
このビールに出会ったのは、名古屋に出張で行ったときのこと。
せっかくなので、地元のクラフトビールを飲みたいと思い、ふらっと立ち寄ったビアバーで「名古屋のおすすめありますか?」と聞いたら、真っ先に出てきたのが「Juicy Hop」。
出てきたグラスは濁っていて、まるでマンゴージュース。
見た目だけでテンションが上がって、香りをかいだ瞬間、口角が上がってました。
味わいはとにかくトロピカルで、マンゴーやパッションフルーツをそのまま飲んでるみたい。
でも不思議と甘ったるくなくて、後味がさっぱりしている。
アルコール度数はしっかりあるはずなのに、飲みやすくてどんどん進んでしまうタイプ。
おつまみなしでも主役になるような、力強いけど飲み疲れしないビールでした。
うしとらブルワリー「俺たちのニューイングランドIPA」
このネーミング、反則だと思いませんか?
もう名前の時点で気になって仕方なかったこのビール。
ラベルを手に取った瞬間からワクワクして、栃木の地ビールってこともあって、どんな味なんだろうと想像が止まりませんでした。
飲んでみたら、その期待を軽く超えてくる美味しさ。
香りはまさにホップの爆弾。グレープフルーツやシトラス系の柑橘に、ほんのりパイナップルの甘みも感じました。
味のバランスも絶妙で、苦みと甘みが綱引きするように共存してるんです。
どっちが勝つでもなく、ふたつが溶け合っていて、飲むたびに「うまっ」と声が漏れてしまう。
濁りの奥に、クラフトマンシップをびしびし感じる1本でした。
遊び心も技術も詰まっていて、まさに「俺たちの」って言いたくなるようなビールです。
DD4D「CITRA HAZY IPA」
四国・松山のブルワリー、DD4DのHazy IPAも忘れられません。
ある日、クラフトビール好きの友人から「DD4D、いいよ」と聞いて、オンラインで注文したのが始まりでした。
缶を開けると、もうシトラホップの香りがブワッと広がって、まるで柑橘畑にいるような感覚。
実際に飲んでみると、トロピカルだけどどこか涼しげで、キュッと引き締まった酸味が効いてました。
何より驚いたのが、味がクリアなんです。
濁ってるのに、味わいの輪郭がくっきりしていて、1本で完結するような満足感。
グラスに注いで、じっくり飲むと発見があるタイプで、ひとりで静かに飲む夜にぴったりでした。
Far Yeast「東京ホワイト NE」
東京発のクラフトブランド、Far Yeastが出しているHazyスタイルも印象深いです。
「東京ホワイト」は定番だけど、NEスタイルになると雰囲気ががらっと変わります。
ふだんからフルーティーなビールが好きな人にはぴったり。
白ぶどうのような香りに、やさしい酸味とホップのキレが加わって、ニューイングランドIPA初心者にもすごく飲みやすい味わいでした。
このビールを飲んだのは、たまたま友人宅での宅飲みのとき。
みんなで持ち寄った中で一番人気で、次々と空になっていったのを覚えてます。
ゴクゴク飲めるけど、ちゃんとクラフトらしいこだわりもあって、「おしゃれな味がする」と言われていたのが印象的でした。
了解です。ここからは、少しエリアや個性を広げて、まだあまり知られていないけれど「これは記憶に残る…」と感じたニューイングランドIPAをさらにご紹介します。
引き続きH3見出しで、感想や体験も交えながらお届けします。
志賀高原ビール「其の十」
長野・志賀高原のビールって、どれも個性的で飲むたびにハッとさせられるんですが、「其の十(そのじゅう)」は特に忘れられない1本です。
見た目はうす濁り系で、グラスに注ぐと青りんごやライムのような爽やかさがふわっと香ってくるんです。
香りの第一印象はすごく軽やか。
でも、ひと口飲むと「お?」と意外性に驚きました。
フルーティーだけど苦みがしっかり効いていて、飲むごとに奥行きが深くなるような感覚。
あえて派手さを抑えたような落ち着いた味で、「ニューイングランドIPAって全部ジューシー系じゃないんだ」と認識を変えてくれたビールでした。
食事とも合わせやすくて、焼き鳥とか揚げ物なんかと一緒に飲むのもおすすめです。
West Coast Brewing「Full Hop Alchemist」
静岡・用宗港にあるWest Coast BrewingのNE IPAも、ジャンルを超えて「作品」と呼びたくなる完成度。
特に「Full Hop Alchemist」はその名の通り、ホップの魔法使いみたいなビールでした。
初めて飲んだのは静岡旅行中で、現地のタップルームでドラフトを注文。
グラスが運ばれてきた瞬間から、空気が変わったように感じました。
あの香りの立ち方は、もう芸術の域。
味はとにかく濃密で、マンゴーやグァバのような南国フルーツの甘み、奥からじわじわくる苦みが絶妙。
滑らかな口当たりなのに、後味はしっかりビールとしての主張があって、ただのジュースっぽさでは終わらないところに惚れました。
ホップ好きにはたまらない一杯だと思います。
BEER BRAIN「Hazy Dream」
東京・表参道にも店舗があるBEER BRAINのNE IPA、「Hazy Dream」も面白かったです。
このビールを飲んだのは、ある日の夕暮れ。
外のベンチで軽く一杯…のつもりが、気がついたら2本目に突入してました。
飲みやすさがありつつ、ちゃんと飲みごたえもある。
香りはレモンキャンディみたいにやさしくて、ほんのり甘く、でも爽快感もあって、名前の通り“夢”のような気持ちにさせてくれます。
にごり系が初めての人にすすめたいNE IPAとしては、かなり推せます。
苦みがほとんどなくて、ビール苦手だった友人も「これなら飲めるかも」と話していました。
AJB Co.(Anglo Japanese Brewing)「Hazy J」
長野・野沢温泉の山奥にある、イギリスと日本の技術を融合したブルワリー。
AJBの「Hazy J」は、飲んだときの衝撃が強すぎて、メモ帳に味の感想をびっしり書き込んでしまったほど。
まず、香りが複雑。
白桃、洋ナシ、グレープフルーツ、少し乳酸系のまろやかさもあって、ただの“ジューシー”じゃ表現しきれない奥行きがあるんです。
味も多層的で、舌の上で転がしている間に次々と違う表情を見せてくれる感じ。
「これはアートだな」と、自然とそんな言葉が口から出ました。
静かな夜、音楽と一緒にじっくり飲みたいタイプのNE IPA。
温泉街の静けさと、クラフトの熱量が交差するような、特別な1本です。
どこで買える?ニューイングランドIPAの見つけ方
コンビニにはなかなか置いていないこともあって、どこで買えばいいか悩んでしまうかもしれません。
私の場合、最初はクラフトビール専門店に通っていました。
都内なら「びあマ神田」や「クラフトビアマーケット」あたりが定番で、スタッフさんが気さくに話しかけてくれるので、初心者でも安心です。
「フルーティーなのが好き」と伝えると、おすすめを何本か提案してくれるのもありがたいところ。
それからネット通販もすごく便利です。
「クラフトビール 通販」などで検索すると、全国のブルワリーが出品しているECサイトがヒットします。
特に「ビールの縁側」や「びあマONLINE」あたりは品ぞろえが豊富で、毎回つい買いすぎてしまいます。冷蔵配送なのも嬉しいポイントですね。
最近は「NE IPA」「Hazy IPA」などで検索してインスタから情報を得ることも多いです。
新作情報や飲んでみた感想を載せているアカウントが多くて、「このビールおいしそう!」と画面越しに盛り上がってしまうことも。
試しに気になるブルワリーをフォローしてみると、リアルタイムで情報が入ってきて楽しいですよ。
まとめ
お酒って味も大事だけど、香りってすごく記憶に残るものだなと実感します。
ニューイングランドIPAの魅力って、その「香りの豊かさ」にあるんじゃないかと思うんです。
グラスに注いだ瞬間にふわっと立ちのぼる柑橘やトロピカルの香り、口に含んだときのジューシーな広がり、そして余韻のやさしさ。
これまでのビールとは違うアプローチで、五感を刺激してくれる存在です。
「ビールって苦いだけじゃないんだ」と感じたそのときから、クラフトビールにどっぷりハマってしまったわけですが、特にニューイングランドIPAは人を惹きつける力が強いような気がします。
お酒に詳しくなくても、「なんか楽しい!」「おいしい!」という気持ちを素直に味わえるのが、このスタイルのいいところ。
ちょっと特別な日の夜や、休日に自分を甘やかしたいときに、冷えたニューイングランドIPAを一杯。
そんな時間があるだけで、1週間の疲れがふっとほどけていくような気がします。
もし「どれから飲めばいい?」と迷っているなら、まずは地元のブルワリーを探してみるのもおすすめです。
作り手の想いがぎゅっと詰まった1本が、きっと新しい世界への扉を開いてくれるはずですよ。
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