クラフトビールが好き。でも、いつも同じ銘柄ばかりでちょっと飽きてきた。
そんなときに出会ったのが、Otomoni(オトモニ)というサブスクサービスです。
届くたびに新しい発見がある、そんなワクワクを今回はご紹介します。
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Otomoni(オトモニ)ってどんなサービス?
クラフトビールが自宅に届くという新感覚のサブスク。
Otomoniは、全国のブルワリーから厳選されたクラフトビールを6本ずつ、定期的に届けてくれるサービスなんです。
ビール好きなら一度は体験してみたくなる内容だと思いませんか?
私が利用し始めたきっかけは、友人からのすすめでした。
普段はあまりチャレンジしないようなラベルのビールが届いて、正直、最初はちょっと不安。
でも、1本目を飲んだときに「これは楽しいかもしれない」と思いました。
ラベルを見るだけでも気分が上がるし、同封されている解説カードも読みごたえがあって、つい誰かに話したくなる内容ばかり。
あの日から、毎月の到着がちょっとしたご褒美になっています。
Otomoniで届いたクラフトビールの例
これまでに届いたビールの中で、特に印象に残っているものをいくつか紹介してみます。
どれも個性が強くて、ひとくち飲むたびに「こんな味もあるんだ」と驚かされました。
爽やかなレモンピールのセゾンビールとの出会い
あの日のことは、今でもよく覚えています。箱を開けた瞬間、鮮やかなラベルとともに目に飛び込んできたのが、広島のブルワリーから届いたセゾンビールでした。
レモンピールが使われていると書かれていて、自然と期待がふくらんだのを思い出します。
冷蔵庫でしっかり冷やして、夕方の風が心地よい時間にグラスへ注ぎました。
シュワっと立ちのぼる泡とともに、レモンの香りがふわっと鼻に抜けていきます。
その瞬間、ちょっとだけ日常を忘れました。
味はというと、すっきりとした口当たりに、後味にほんのりとした苦味。
これはビールというより、どこか旅先で出会った夏の思い出のような飲み心地でした。
「こんな爽やかなビールがあるんだ」と心の中でつぶやきながら、一口一口を大切に味わいました。
深夜に寄り添ってくれたチョコレートスタウト
別の月に届いたのは、まるでデザートのような風味をまとったチョコレートスタウト。
瓶のデザインも落ち着いたトーンで、まさに“大人の夜のおとも”といった雰囲気がありました。
このビールは、深夜に静かに過ごしたいときにぴったりでした。
お気に入りのエッセイをめくりながら、グラスに注いだビールの濃いブラウンの色合いを眺める。
その時間が、とても豊かで贅沢に感じられたのです。
甘さが控えめで、むしろしっかりとしたロースト感と苦味が印象的。
甘いお菓子と一緒に飲むと、より風味が引き立ちました。
たとえばビターチョコと一緒に合わせてみたときの幸福感は、ちょっと言葉になりませんでした。
こういうタイプのビールは普段はなかなか選ばないので、サブスクならではの「偶然の出会い」に感謝したくなりました。
柑橘の香りが広がる北海道のIPA
とくに忘れられない一本があります。
北海道のクラフトブルワリーから届いたIPA(インディア・ペールエール)で、封を切る前からなんとなく「これは特別かもしれない」と感じていました。
グラスに注いでみると、まず色が鮮やかで、黄金色に近い透明感。
ひとくち飲むと、柑橘系の香りがパッと口の中に広がり、すぐに鼻から抜けていきました。
その爽快さとフルーティーな苦味のバランスが絶妙で、最初の一口で「これは好き」と確信したほどです。
このビールを飲んだ日は、たまたま家でゆっくり過ごしていた土曜日でした。
おつまみも特別用意せず、ただこの一杯と、心地よい音楽だけで十分だったのを覚えています。
「クラフトビールって、こんなにも贅沢な時間をくれるんだ」と、しみじみ感じた一夜でした。
お米から生まれた優しいホワイトエール
ある日届いたビールの中に、見慣れないネーミングのホワイトエールがありました。
ラベルには「地元のお米を使用」と書かれていて、「えっ、ビールにお米?」とちょっと驚きました。
でも、逆にその“珍しさ”が気になって、冷やしてすぐに飲んでみたんです。
グラスに注いだ瞬間、ほんのり濁った淡い色合いと、ほわっと立ちのぼるやさしい香り。
口に含むと、まろやかで柔らかい飲み口に驚きました。
お米特有の甘みと、ホワイトエールならではのフルーティーさが見事に融合していて、思わず「うわ、優しい…」とつぶやいてしまったほどです。
どちらかというとビールはガツンと苦いイメージを持っていたので、この一杯は完全にその先入観を覆してくれました。
食事と一緒でも合うし、食後にふんわり楽しむのにもぴったりな存在感。
Otomoniを始めていなければ、きっと一生知らずに過ごしていたと思います。
フルーツ感たっぷりのサワーエールにびっくり
もうひとつ、かなり衝撃だったのがサワーエール。
とある月に届いたビールセットの中に、派手なラベルで存在感を放っていた一本がありました。
開封する前からフルーツの名前が書かれていて、「これはまるでジュースなのでは?」と少し半信半疑。
ところが、実際に飲んでみると驚きの連続。
最初の酸味がキュッと舌を刺激して、そのあとに広がる果実の甘さと爽やかさ。
完全にデザートのようなビールでした。
しかも人工的な風味ではなく、あくまでナチュラルで自然な味わい。
ほんのり残る酵母のニュアンスも相まって、何ともクセになるおいしさでした。
このサワーエールは、来客のあった日にも出してみたんですが、「え、これビールなの?」とみんな目を丸くしていました。
ビールが苦手だと言っていた友人も、笑顔でグラスを空けていたので、何だか嬉しかったですね。
静岡産のグリーンティービールでほっと一息
変わり種として印象に残っているのが、静岡の緑茶を使用したビール。
あまりにも珍しいので「え、緑茶って合うのかな?」と半信半疑で飲んでみたんですが、これがまた癖になる味でした。
見た目は通常のゴールデンエールのようで、色合いに緑茶っぽさはなし。
でも香りを嗅ぐと、確かにお茶の風味がふわっと立ちのぼります。
そして、ひとくち飲んでみると、苦味の中にお茶特有の渋みとまろやかさがあり、「これは和食に合うかも」と直感的に思いました。
その日は冷やし茶そばと一緒にいただいたのですが、びっくりするほど相性がよくて、食卓がすごく新鮮な雰囲気になったのを覚えています。
クラフトビールって、こういう“地元らしさ”が加わると、ぐっと親しみやすくなるものなんですね。
山梨の桃を使ったフルーツエールに癒された夜
ある日の夜、箱の中から取り出したビールのラベルに「白桃使用」と書かれていて、思わず「えっ、桃!?」と声が出てしまいました。
山梨のブルワリーが手がけた一本で、どうやら完熟した白桃をふんだんに使っているとのこと。
甘いのかな?ジュースっぽいのかな?と、ちょっとワクワクしながら冷蔵庫へ。
しっかり冷えた状態でグラスに注ぐと、淡いピンクがかった色合いとともに、桃そのものの香りがふわ〜っと広がりました。
ひとくち飲んでみると、甘すぎない自然な果実味と、ビールらしい軽やかな苦味のバランスが見事。これはまさに“癒し”の一杯でした。
ちょっと疲れていたその夜、この桃エールのおかげで気持ちがふわっとほぐれて、いつの間にか顔がゆるんでいました。
フルーツエールって、飲みやすさもさることながら、なんだか優しさまで詰まっている気がするんですよね。
スパイス香るベルジャンスタイルの衝撃
一度、ちょっと変わり種のベルジャンスタイルのビールが届いたことがありました。
特徴としては、クローブやコリアンダーなどのスパイスが使われているらしく、「なんだか薬草っぽいのかな?」と正直ちょっと警戒しながらグラスへ。
ですが、その不安はひとくちで吹き飛びました。
確かにスパイシーな香りはあるのですが、全体としてのバランスがとても上品。
口に含むとふわっと甘みが広がり、奥行きのある味がじわじわと続いていきます。
「これはヨーロッパの修道院で作られてそう…」と勝手なイメージを膨らませつつ(笑)、ゆっくりゆっくり味わいました。
このビールは食後にチーズと一緒に合わせてみたところ、抜群の相性でした。
ちょっと気取った夜に、あえて選びたくなるような一杯。
まさにOtomoniのセレクト力を感じた瞬間でした。
焙煎香たっぷりの黒ビールで迎えた秋の夜長
季節が少しずつ秋へと移り変わる頃、届いたのはロースト香たっぷりの黒ビール。
一見すると重そうに感じますが、飲んでみると意外にもまろやかで飲みやすい。
そのギャップがまた心をくすぐるんですよね。
焙煎された麦の香ばしさがじんわりと広がって、なんとも落ち着く味わい。
夜が長くなり始める頃、温かい照明のもとで本を読みながら、じっくり味わったことを思い出します。
普段はあまり黒ビールを選ばないので、こうして季節に寄り添うような一本が届くと、「わかってるな〜Otomoni」とつい心の中で拍手したくなります。
このときは、バターをのせた焼き芋と合わせたのですが、これがまた絶妙で。
甘みと苦味のハーモニーがクセになってしまい、翌月も「また届かないかな」なんて期待してしまったほどです。
Otomoniの魅力
もちろん、届くビールそのものが魅力的なのは間違いありません。
でも、それ以上に「何が届くか分からない楽しさ」や「ストーリーを味わう感覚」があるんです。
たとえば、同封されているカードにはブルワリーの背景や醸造家のこだわりが細かく書かれていて、ただの飲み物ではなく、「物語のあるビール」だと感じさせてくれます。
これを読むと、一口飲むごとに違った角度から味わえるような気がするんですよね。
さらに、アプリを通じて好みの傾向を伝えると、それに合わせて内容が少しずつカスタマイズされるのも嬉しいポイント。
自分の味覚がどんどんアップデートされていく感じがして、ちょっとした成長すら感じることがあります。
届いたビールの感想をメモする習慣もついて、今では自分だけの「ビールノート」ができつつあります。
味、香り、ペアリング…そんなことを考えながら飲むようになったのは、Otomoniのおかげかもしれません。
クラフトビール初心者にも安心
実は、Otomoniはクラフトビールに詳しくない人でも十分楽しめるようになっています。
専門用語ばかりの説明ではなく、丁寧でわかりやすいガイドがついてくるからです。
私も最初は「IPAって何?」というレベルでしたが、今ではちょっとしたウンチクも語れるようになりました。
知らなかった世界が少しずつ開けていく感覚、これがなんとも言えず面白いんです。
日常がちょっと特別になる時間
仕事終わりに冷蔵庫を開けて、Otomoniのビールを選ぶ時間がちょっとした楽しみになっています。
「今日はこれにしてみようかな」と悩む時間すら、なんだか特別。
味わいだけでなく、パッケージの可愛さやラベルのユニークさも見逃せません。
飲み終わった瓶を並べているだけでも、インテリアとして絵になります。
贈り物にもぴったり
実際にOtomoniをプレゼントに使ったこともあります。
ビール好きの知人に贈ったら、「こんな面白いサービスがあるなんて知らなかった」と大喜びされました。
センスがいいと思われたいときにも、Otomoniはちょっとした武器になるかもしれません。
まとめると、Otomoniは単なるビールの定期便ではなく、「出会いの演出装置」と言えるのではないでしょうか。
知らない味、知らない土地、知らない物語。
それらに触れるたびに、自分の世界が少し広がる気がしています。
「いつもと違うビールを飲んでみたい」「クラフトビールをもっと楽しみたい」そんな気持ちが芽生えたら、Otomoniを試してみるのも悪くない選択だと思います。
まとめ
Otomoniの良さって、「これ、選んでみない?」とそっと背中を押してくれるところにあると思います。
自分では絶対に買わなかったはずのスタイルでも、飲んでみると妙にハマったりして。
そこにちょっとした冒険があって、そのぶん発見もあるんですよね。
好きな味に出会うと嬉しいけど、苦手だったはずのスタイルを「意外とアリかも」と思えたときの感動は、それ以上かもしれません。
そんなふうにして、少しずつ自分の好みの輪郭が広がっていく。
その過程そのものが楽しくて、きっとまた次のボックスを待ってしまうんだと思います。
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