福岡といえば、美味しいグルメに目がいきがちですが、実はクラフトビールの宝庫でもあるんです。
福岡を旅したときに、地元でしか飲めないビールを味わったときの感動は今でも忘れられません。
今回はそんな福岡県の代表的なクラフトビールと、それぞれの味わいの特徴についてじっくり紹介していきます。
福岡市周辺で楽しめるクラフトビール
福岡市内にはアクセス抜群なブルワリーが点在していて、観光ついでに気軽に立ち寄れるのが魅力です。
街の賑わいの中で、個性あふれるビールを堪能できるなんて贅沢ですよね。
ブルーマスター(BLUE MASTER)
博多駅からもほど近い場所にあるブルーマスターは、福岡クラフトビール界ではかなりの古株です。
初めて訪れたときは、入り口のポップな看板に思わず惹かれてしまいました。
ここで味わえる「ブルーマスター」は、程よい苦みと香ばしさが絶妙で、ゴクゴク飲めるタイプ。
特に驚いたのは、地元産のあまおうを使ったフルーツビール「あまおうノーブルスイート」。
苺の甘酸っぱさがしっかり効いていて、デザート感覚で楽しめる一杯でした。
ブリュワーズバー ブルックリン(Brewmaster Fukuoka)
天神エリアの一角にある小さなブルワリー&バー。
都会の中に溶け込むようにして存在していて、ちょっと隠れ家みたいな雰囲気を漂わせています。
ここの「福岡ペールエール」は、柑橘系のアロマがふわっと広がって、口当たりが軽やか。
IPA好きには「ハカタIPA」もおすすめで、しっかりした苦みとトロピカルな香りのバランスが最高でした。
個人的には、ちょっと疲れたときにこのIPAを飲むと元気をもらえる気がします。
アソビトビール(Asobito Beer)
福岡市東区発のアソビトビールは、その名の通り自由な発想でビールを作っているブランド。ボトルラベルも可愛くて、ついジャケ買いしたくなっちゃいます。
味わいもバラエティ豊かで、IPAからセッションエール、スタウトまで揃っています。
特にセッションエールは、軽い飲み口なのにしっかりホップが香るので、夏場にグビグビ飲みたい感じでした。
北九州・糸島エリアのクラフトビール事情
福岡市だけで満足してしまうのはもったいないです。
ちょっと足を伸ばすだけで、また違った個性に出会えるのが福岡の奥深いところなんです。
門司港レトロビール
北九州市門司港地区にあるこのブルワリーは、観光地「門司港レトロ」の中でもひときわ目を引く存在。
ドイツの伝統的な製法を守り続けているので、クラシックなスタイルのビールが好きな方にはたまりません。
「ヴァイツェン」は、バナナのようなフルーティーな香りが心地よく、口当たりもまろやか。
個人的には、港の風を感じながら飲むこのビールが最高に似合うと思っています。
ヒナタブルワリー(Hinata Brewery)
糸島市の自然に囲まれた場所にあるヒナタブルワリーは、週末になると観光客で賑わう人気スポットです。
ここで味わった「糸島ペールエール」は、柑橘の香りが爽やかで、ほどよい苦味が心地よいバランスでした。
また、地元産の柑橘類を使った「シトラスヴァイツェン」も、口いっぱいに広がるフレッシュな味わいが忘れられません。
糸島の海辺でこのビールを片手にぼーっとする時間、あれは完全に非日常でした。
福岡クラフトビールの魅力を存分に味わうコツ
せっかくなら、もっと福岡のクラフトビールを楽しみ尽くしたいものです。
ただ飲むだけじゃもったいないので、ちょっとしたコツも紹介しておきますね。
地元の食材とのペアリングを楽しむ
福岡といえば、もつ鍋や明太子、水炊きなど美味しいものが揃っています。
実は、これらとクラフトビールの相性が抜群なんです。
例えば、こってりしたもつ鍋には、苦味が効いたIPAを合わせると、脂っこさをいい具合にリセットしてくれます。
明太子には、フルーティーなヴァイツェンが意外と合うので、試してみてほしいです。
ブルワリー巡りをしてみる
福岡市内から日帰りで行けるブルワリーも多いので、気軽にブルワリー巡りができるのも魅力です。
実際に醸造所を見学すると、ビール作りのこだわりが伝わってきて、一杯一杯に対する思い入れも変わってきます。
私も初めてブルワリー見学をしたとき、タンクの大きさにびっくりしたのと同時に、醸造家の方の情熱に心打たれました。
季節限定ビールを狙う
福岡のブルワリーでは、季節ごとに限定ビールを出しているところも多いです。
春には桜フレーバー、夏にはトロピカルなフルーツ系、秋には濃厚なポーターやスタウト、冬にはスパイスの効いたエールなど、季節感たっぷりの味わいを楽しめます。
限定という言葉に弱い私は、見つけるたびについつい手を伸ばしてしまうんですが、それもまたクラフトビールの楽しさのひとつだと思います。
まとめ
福岡のクラフトビールは、味わいだけじゃなく、そこに込められたストーリーや地域との結びつきまで感じられるのが本当に素敵です。
気になるブルワリーがあったら、ぜひ一度足を運んで、現地でしか味わえない新鮮な一杯を楽しんでみてくださいね。
きっと、旅の思い出が何倍にも膨らむことでしょう。
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