クラフトビールが好きで、スーパーや酒屋で新しい銘柄を見つけるとつい手が伸びてしまう。
そんな日常を過ごしていた中で出会ったのが「Otomoni(オトモニ)」というクラフトビールの定期便サービスでした。
毎月届くワクワク感と、想像以上に奥深いビールの世界。
この記事では、実際に定期便を体験してみて感じたOtomoniの魅力や、おすすめできる人の特徴について、体験を交えながらお伝えしていきます。
Otomoniってどんなサービス?クラフトビールとの出会いを届けてくれる仕組み
最初にOtomoniのことを知ったのはSNSで流れてきた一枚の写真でした。
おしゃれな箱に詰められたクラフトビールが、なんとも楽しそうな雰囲気を醸し出していて気になったんです。
Otomoniは、国内外のクラフトビールをセレクトして毎月届けてくれる定期便サービスです。
ビールのスタイルも、IPAやペールエール、スタウトにフルーツ系など実に多彩。
自分ではなかなか見つけられないような珍しい銘柄にも出会えるのが大きな特徴でした。
箱を開ける時間がちょっとしたイベントになる
初回に届いた6本セットは、想像以上にテンションが上がるものでした。
段ボールの内側には、ビールへの愛情が伝わるような短いメッセージが書かれていて、なんだかほっこりします。
ただの梱包じゃない、そういうちょっとした工夫があると、開封の瞬間がひとつの楽しみに変わるんですよね。
ラベルを見て「これ、今夜飲もう」「これは誰かとシェアしたい」なんて思いながら並べていく時間がすごく心地よかったです。
どこで作られてるのか気になるローカル感
飲んでみると、それぞれのビールがまったく違った個性を持っていて、味わいも香りも一本ずつ全然違うんです。
中には「●●県の●●ブルワリー」なんて、自分じゃまず買わないような地名や作り手の名前が並んでいました。
「あれ、こんなところにクラフトビール作ってる人たちがいるの?」と興味が湧いて、ついブルワリーのサイトまで見に行ってしまったこともあります。
そうやって、ただ飲むだけじゃなくて背景まで知りたくなるって不思議な感覚です。
ビールの幅広さを教えてくれるセレクト
たとえばIPAといっても、苦味の強さや香りの方向性が全然違います。
シトラス系がガツンとくるものもあれば、松のような香りが立ち上がる重めのものもあって「これ本当に同じカテゴリーなの?」と驚きました。
フルーツビールは、ブルーベリーやオレンジの風味が自然に溶け込んでいて、ジュースみたいに飲みやすいものもあります。
個人的には、黒ビール系のロースト感がしっかりしたスタウトが好きだったんですが、それ以外にも「こういうのもアリかも」と思わせてくれる広がりがありました。
自分の好みが見えてくる不思議な体験
いろんなタイプを飲み比べていくうちに「あ、自分はホップの香りが強いのが好きかも」とか「酸味があるビールは苦手かもしれない」とか、自然と自分の好みがはっきりしてくるんです。
これはただお店でビールを買うだけじゃ得られない感覚だと思います。
Otomoniの定期便は、そういう“自分の舌の好み”を試しながら見つけていくプロセスも含めて面白いんですよね。
Otomoniがぴったりな人のタイプとは?実際に使って感じたことから考える
この定期便サービス、誰にでもおすすめできるわけではないと感じています。
実際にしばらく使ってみて「こういう人には特に向いているな」と思ったポイントを挙げてみますね。
まず、ビールの味の違いを楽しみたいと思っている人には本当にぴったりです。
同じIPAでも、ホップの香りや苦味、後味のキレがまるで違う。
飲み比べているうちに、どんどん自分の好みが明確になっていきます。
次に、毎回のちょっとしたサプライズを楽しみにできる人。
どんな銘柄が届くのかは基本的におまかせなので、自分では絶対に選ばないようなものが含まれていたりします。
これがけっこう面白くて、「おっ、今回はこんな感じか」と開封の瞬間がちょっとしたイベントになってくれるんですよ。
そして、家飲みの時間を充実させたいと思っている人にもいいでしょう。
外で飲むのも好きだけど、家で静かに味わうビールの時間って格別です。
そんなひとときがぐっと豊かになる感覚、ぜひ味わってほしいなと思います。
味わいの微差を楽しめる人に向いている
クラフトビールって、ほんの少しの違いが大きな印象の違いにつながります。
たとえば「同じIPAでもここまで香りが変わるんだ」とか、「このペールエール、ほんのり柑橘っぽい感じがいいな」みたいな、微妙な変化を面白がれるタイプの人にはうってつけです。
自分の場合も、はじめは違いがよくわからなかったんですが、少しずつ「これは好き」「これはちょっと重いな」と感じられるようになって、楽しみ方が深まりました。
選ばない面白さにワクワクできる人にフィットする
正直、自分でクラフトビールを買いに行っても、似たような傾向のものばかり選んでしまいがちなんですよね。
でもOtomoniは、良い意味で“自分の好み”を裏切ってくる。
あまり飲まないフルーツ系やサワーエールが入っていると「えっ、これ大丈夫かな」と思いつつ試すんですが、意外とアリだったりします。
そうやって、ビールの世界が広がっていく感じがあって、自分の固定観念を崩してくれるのが楽しいです。
一人で過ごす時間を大切にしたい人にもおすすめ
たとえば、夜にゆっくりしたい日や、ちょっと気分転換したい週末。
そんなときにOtomoniで届いたビールを冷蔵庫から選んで、グラスに注いでゆっくり味わう。
テレビをつけなくても、スマホを見なくても、ただその一杯と向き合う時間があるだけで満たされる感覚になります。
飲み方は自由だけど、そういう“余白のある時間”を持ちたい人にこそ、このサービスの良さが沁みてくると思いました。
実際に届いたビールたちと感じたこと:自分の好みが見えてくる瞬間
これまで何回かOtomoniの定期便を受け取ってきましたが、毎回「おお、これ好きかも」と感じるビールが必ず含まれていました。
ある月に届いたのは、柚子を使ったセゾンスタイルのビール。
爽やかでほんのりとした酸味があって、まるで和菓子みたいなニュアンスが感じられたんです。
こんなビール、近所ではまず出会えなかったと思います。
また別の月には、オーストラリアのブルワリーから来たIPAが入っていました。
トロピカルフルーツのような香りが強くて、まるで南国のビーチで飲んでいるような錯覚に。
飲み終わったあと、思わずそのブルワリーを調べてしまったくらい印象的でした。
好みじゃないビールが入っていることも、もちろんあります。
ただ、それが悪いわけじゃないんです。
むしろ「こういう味はあまり得意じゃないな」と知ることで、自分のビール観が深まる感覚があります。
Otomoniで得られた楽しみ方と、定期便の面白さ
毎月ビールが届くと、それだけでなんだか生活にメリハリがつきます。
冷蔵庫を開けて「今日はどれにしようか」と選ぶ楽しさ。
仕事が終わった金曜の夜や、ちょっと早く目が覚めた週末の昼間。
そんなタイミングで、新しいビールに出会うことがちょっとしたご褒美のようになります。
また、届いたビールについて調べたり、友人と感想を話し合ったりするのもひとつの楽しみです。
中には「これ、あの料理と合いそうだな」と感じて、夕飯のメニューが変わる日もありました。
ビールがきっかけで日常にちょっとした変化が起きるんですよね。
定期便というと「続けられるか不安」という声もありますが、Otomoniはスキップや一時停止ができるので、無理なく続けられます。
気が向いたときだけ楽しむ、そんな使い方もアリだと思います。
まとめ
クラフトビールに少しでも興味があるなら、Otomoniの定期便はとても良い選択になるでしょう。
知らなかった味に出会う楽しみ、自分の好みが見えてくるプロセス、そしてなにより、家で過ごす時間がちょっと特別なものになる感覚。
ビールは単なるアルコール飲料じゃなくて、地域や素材、作り手の想いが詰まった文化でもあります。
そんな奥深さを、毎月少しずつ味わっていけるのがOtomoniの良さなんだと感じました。
これからも続けていくつもりですし、新しいビールとの出会いが今から楽しみです。
もしも少しでも気になっているなら、まずは一度試してみるのがおすすめです。
思いがけない感動が、きっと待っているかもしれません。
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