ホップ強めのクラフトビール 好きにおすすめ10選

ホップ強めのクラフトビール 好きにおすすめ10選 クラフトビールの楽しみ方

最初は苦くて飲めなかったはずのIPAが、あるとき突然おいしく感じる瞬間があった。

なんでこんなにクセになるのか、自分でもよくわからない。

でも確かに、ホップの香りに引き寄せられて、今では冷蔵庫にIPAがないとソワソワしてしまう。

そんな経験がある人、きっといると思います。

ホップが強めのクラフトビールって、ただのビールじゃない。

香りの広がり、苦味の輪郭、グラスを口に運んだ瞬間の鼻への抜け方、どれもが五感を刺激してくる。

そんなビールに出会うたびに、ちょっとした旅をしたような気分になるんです。

今回は、自分がこれまでに飲んできたなかでも「これは本気でうまい」と感じたホップ強めのクラフトビールを10本ピックアップしました。

どれも個性派だけど、ホップの魅力を存分に楽しめるラインナップになっているはず。

まだ知らない一本があれば、ぜひ試してみてください。

 

クラフトビールとホップの深い関係

ホップ強めのクラフトビール 好きにおすすめ10選

ビールにおけるホップって、最初は脇役みたいなものだと思っていた。

麦芽が主役で、ホップは苦味を足すためのスパイスくらいに考えていたけれど、それは完全な誤解でした。

実際はホップが香りの決め手になる。

花のようなフローラルな香りから、グレープフルーツやパッションフルーツのようなトロピカルな香りまで、ホップの種類や使い方次第でまったく違うビールが生まれる。

これがほんとに面白い。

特にアメリカンホップを使ったIPA系ビールは、その香りの強さと鮮烈な苦味で一気に人気になった。

日本でも多くのブルワリーがIPAをつくるようになって、今ではコンビニでも気軽に買えるようになってきた。

それって、ものすごい進化だと思いませんか?

 

クラフトビールのホップを楽しむコツ

ホップ強めのビールって、正直言って好みが分かれる。

最初に飲んだとき「うわ、苦っ」ってなって敬遠する人も多い。

でも不思議と、何度か飲んでるうちに「あれ、うまいかも?」ってなる瞬間がくるんです。

それに、ホップが強いといっても種類やスタイルによって特徴は全然違います。

苦味が前面に出るタイプもあれば、香りがメインのジューシーなタイプもあるし、複雑に重なり合って深みのある味わいになるものもある。

選ぶときに注目してほしいのは、「IPA」「ダブルIPA」「ヘイジーIPA」などのスタイル表記。

そして裏ラベルに書いてあるホップの種類や、香りの特徴の説明。

そこから想像して選ぶのも楽しいし、まったく知らないビールに手を出してみるのもあり。

どっちにしても、ハズレを引いてもまたそれも経験になるので、怖がらなくていいと思います。

 

ホップ強めのクラフトビール 好きにおすすめ10選

ここからは、自分が実際に飲んで「これはうまい!」と感じたビールたちを紹介していきます。

ランキングではなく、どれも本気でおすすめしたいものばかり。

 

常陸野ネスト セゾン・ドゥ・ジャポンIPA

最初の一口で思わず「ん?」と声が出てしまった。

なんとも言えない和の香りが鼻に抜けて、苦味とのバランスが絶妙。セゾン酵母の個性もあって、スパイシーさがいいアクセントになっていた。

あまりにも印象に残ったので、すぐにリピートしたくらい。

 

ベアードブルーイング スルガベイ・インペリアルIPA

重厚感、苦味、アルコールのパンチ。

すべてが強いのに、なぜかまとまっていて飲みにくくない。

夜にゆっくり味わいたいビールの代表格。深夜にひとりで映画を見ながら飲んだら、最高に気分がよくなった覚えがあります。

 

京都醸造 一期一会

名前からして惹かれるけれど、味わいもまた繊細で美しい。

ホップの香りは強いけれど、口当たりは柔らかくて、何か特別な日に飲みたくなるような上品さがあった。

鶏肉の照り焼きなんかと合わせたら、もう言うことなしですね。

 

うしとらブルワリー #126 ヘイジージューシーIPA

ジューシー系が好きな人にはたまらない。

まるでマンゴージュースのような口当たりで、それでいてホップのビターさもきっちりある。

炭酸が細かくて、舌にやさしく触れる感じが心地よいです。

 

ヤッホーブルーイング インドの青鬼

言わずと知れたロングセラーだけど、やっぱり外せない一本。

冷やして飲むと苦味がシャープになって、気持ちがキリッと引き締まる。

何気ない平日の夜をちょっとだけ特別にしてくれる、そんな存在です。

 

AJBブルワリー クラッシュIPA

最初の香り立ちがとにかく良い。

軽めのボディに反して、ホップのインパクトは十分で、スルスル飲めるけど満足感もちゃんとある。

あまり食事に合わせるというよりは、単体でじっくり味わいたくなるタイプ。

 

奈良醸造 パストラミIPA

ホップとスパイスがここまで合うのか、と思いました。

最初は「変わり種かも」と思ったけれど、飲むうちにクセになってしまって、また探してしまったビール。

スモーキーな香りとしっかりした苦味が印象的。

 

伊勢角屋麦酒 ヒメホワイトIPA

やさしい口当たりと香りの余韻が絶妙。

白ビールとIPAの中間のようなバランスで、女性にも勧めたくなるような柔らかさがある。

でも苦味はしっかりあるので、ホップ感は失われていないのがうれしいですね。

 

ディレイラブリューワークス ラストブレイクIPA

勢いがあって、若々しい印象のIPA。炭酸が元気で、口に入れた瞬間にホップの香りが弾ける。

ちょっと冒険したい気分のときにぴったりなビールで、疲れた日のリセットにも使える一本。

 

湘南ビール IPA

まろやかで、どこか落ち着いた雰囲気のあるIPA。

ガツンというよりは、じんわり広がる香りと、抑えめな苦味が魅力。

休日の昼間に、ゆっくり読書しながら飲みたいようなやさしさが感じられます。

 

まとめ

ホップ強めのクラフトビール 好きにおすすめ10選

ホップの強いビールを好きになると、コンビニの棚がまったく違って見えてくる。

「このIPAは前と違うロットだな」「あれ、新しいブルワリー出てる」なんて思いながら、ついつい買ってしまう。

冷蔵庫の中身がほぼクラフトビールで埋まってることもあるし、それに対してちょっとした誇らしさすら感じます。

でも、そういう日々の中で感じるのは、ただ酔いたいから飲むわけじゃないということ。

香りを楽しみたい、味わいを探りたい、自分の感覚を試したい。

ホップ強めのビールには、そんな探求心を刺激する不思議な力があると思っています。

どれもこれも飲んでみないとわからない。一本一本に、作り手の思いが詰まっていて、ラベルひとつにもストーリーがある。

その全部を感じ取ろうとすることが、クラフトビールを楽しむということなのかもしれません。

今のところ、自分のホップ旅はまだ終わりそうにない。

次の一本を見つけるたびに、また新しい世界が広がる。

それがうれしくて、ついまた一口、グラスを傾けてしまいます。

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