クラフトビールを片手に、こだわりのおつまみをつまむ時間って最高ですよね。
中でも、ジューシーでコクのある豚肉は、ビールとの相性が抜群です。
今回は、自分の家飲み経験をもとに、クラフトビールと抜群に合う豚肉のおつまみを12品ご紹介します。
香ばしさがたまらない焼き系豚肉おつまみ
豚肉を焼く香りって、それだけで一杯飲めそうな勢いですよね。
そんな「焼き豚肉系」のおつまみからいってみましょう。
豚バラのにんにく醤油焼き
フライパンでカリッと焼いた豚バラに、にんにくと醤油、みりんをじゅわっと絡めるだけ。
脂の旨みと醤油の香ばしさがビールを呼びます。
自分はIPAと合わせることが多いです。
ホップの香りと豚バラのコクが絶妙に合って、箸が止まりません。
材料(2人分)
- 豚バラ薄切り肉 200g
- にんにく 1片(すりおろし)
- 醤油 大さじ1.5
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
作り方
- フライパンを中火で熱し、豚バラ肉をカリッと焼く。
- 余分な脂をキッチンペーパーでふき取る。
- にんにく、醤油、みりん、酒を加えて、全体にからめながら煮詰める。
- 香ばしい照りが出たら完成。
豚ロースの味噌漬けグリル
味噌に一晩漬けた豚ロースを、魚焼きグリルやトースターで焼くだけ。
外はカリッと、中はジューシー。
赤味噌ベースにすると、ダークエールとの相性が格段にアップします。
実際、知人を招いたホームパーティーでこれを出したら、ビールよりおつまみのレシピを聞かれる始末でした。
材料(2人分)
- 豚ロース肉 2枚
- 味噌 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 酒 大さじ1
作り方
- 味噌、みりん、砂糖、酒を混ぜてタレを作る。
- 豚ロースに塗り、ジップ袋で一晩冷蔵庫で漬ける。
- 味噌を軽くぬぐい、魚焼きグリルで両面焼く(中火で7〜8分)。
豚トロの塩だれ焼き
豚トロは脂が多いぶん、シンプルな塩だれが抜群に合います。
長ねぎとごま油を効かせて炒めれば、すっきりしたペールエールと好相性です。
焼いている間、香りが部屋中に広がって「ビール飲みたい病」に拍車がかかるのが難点です。
材料(2人分)
- 豚トロ 200g
- 長ねぎ(みじん切り) 大さじ2
- ごま油 小さじ2
- 塩 小さじ1/3
- 黒こしょう 少々
作り方
- フライパンで豚トロを両面焼く。
- 火を止めて、長ねぎ、ごま油、塩、黒こしょうを加えて混ぜる。
- 余熱で香りが立ったら盛りつける。
じっくり煮込む系でクラフトビールを深く楽しむ
クラフトビールって、味の奥行きがあるから、煮込み料理ともよく合うんです。
今回はちょっと時間をかけたくなるような「煮込み系豚肉おつまみ」を集めました。
豚の角煮
圧力鍋があれば驚くほど簡単に作れます。
しっかり甘辛く煮込んだ豚の角煮は、スタウトやバーレイワイン系のビールと合わせると極楽。
脂身のとろけ具合に合わせて、ビールをちびちび飲む感じがたまりません。
週末のご褒美にぜひどうぞ。
材料(2〜3人分)
- 豚バラかたまり肉 400g
- 醤油 大さじ3
- 酒 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 水 300ml
- ゆで卵(お好みで)
作り方
- 豚バラを大きめに切って表面を焼く。
- 圧力鍋に材料を全部入れ、圧力をかけて15分煮る。
- 自然放置で圧が抜けたら、煮汁を少し煮詰めて仕上げ。
豚もつ煮込み
八丁味噌ベースのもつ煮込みは、クセがある分、個性的なビールと合います。
セゾンやビター系のエールと合わせてみてください。
寒い日に、湯気が立ちのぼる土鍋からよそう一杯。
これだけで「外飲み超えたかも」と思える幸福感があります。
材料(2人分)
- 豚もつ 300g(下ゆで済み)
- こんにゃく 100g
- 長ねぎ 1/2本
- 八丁味噌 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- みりん 大さじ1
- だし 300ml
作り方
- 鍋に材料をすべて入れて、中火で30分ほど煮込む。
- 味を見て調整し、ねぎを散らして完成。
豚バラと白菜のミルフィーユ蒸し
煮込みというより蒸し煮ですが、旨みがしみしみ。
ポン酢で食べればヴァイツェン系のビールともよく合います。
口の中で白菜の甘みと豚の脂がじわっと広がって、やさしいビールとの調和が心地よいんですよね。
体にも優しい感じがするので、罪悪感なしです。
材料(2人分)
- 豚バラ薄切り 200g
- 白菜 1/4個
- ポン酢 適量
作り方
- 白菜と豚バラを交互に重ねて、5cm幅に切る。
- 鍋に並べてフタをして、弱火で20分蒸し煮。
- ポン酢をかけていただく。
豚バラと大根のとろとろ煮
大根の中までしっかり味がしみた、ほろほろの煮物。
ビールにはちょっと重たいかな?と思うかもしれませんが、実はピルスナーと合わせるとすごくバランスがいいです。
じんわりとした味が、キリッとしたのどごしのビールで引き締まって、箸も進むし、杯も進みます。
材料(2人分)
- 豚バラ 200g
- 大根 1/3本
- 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ1
- だし 400ml
作り方
- 大根は厚めのいちょう切りにして下茹でする。
- 鍋で豚バラと大根を炒め、だしを加えて20分ほど煮込む。
- 味を整えて、とろみが出たら完成。
さくっと作れるアレンジ系豚肉おつまみ
手間はかけたくないけど、うまいものは食べたい。
そんなわがままを叶えてくれる「アレンジ系おつまみ」をご紹介します。
豚こまのカリカリ揚げ
豚こま切れ肉をぎゅっとまとめて、片栗粉まぶして揚げるだけ。
甘酢あんかけにしてもおいしいですし、柚子胡椒マヨで食べても最高。
ザクザク食感で、苦味のあるビールとのコントラストが楽しめます。
クラフトビール初心者にもおすすめの一品です。
材料(2人分)
- 豚こま切れ肉 200g
- 片栗粉 適量
- サラダ油 適量
- お好みのソース(甘酢、柚子胡椒マヨなど)
作り方
- 豚こまをギュッと丸めて、片栗粉をまぶす。
- フライパンでこんがり揚げ焼きにする。
- お好みのタレで楽しむ。
豚肉とピーマンのオイスター炒め
中華風の甘辛い味つけは、濃いめのアンバーエールやシュバルツ系ラガーともよく合います。
ピーマンの苦味がアクセントになって、単調にならないのがポイント。
冷蔵庫にある材料でパパっと作れるのも嬉しいところ。
仕事終わりにビールと一緒に炒めるだけで、リラックスモードに切り替わります。
材料(2人分)
- 豚こま 150g
- ピーマン 2個
- オイスターソース 大さじ1
- 醤油 小さじ1
- 酒 小さじ2
作り方
- 豚肉とピーマンを細切りにする。
- フライパンで炒め、調味料を加えて炒め合わせる。
豚ひき肉のスパイシーレタス包み
豚ひき肉をにんにく、しょうが、ナンプラー、チリソースで炒めて、レタスでくるんで食べます。
エスニック系ビールと相性抜群です。
個人的にはベルジャンホワイトと合わせるのが好き。
ハーブの香りがひき肉のパンチに負けず、爽やかさを保ってくれます。
材料(2人分)
- 豚ひき肉 150g
- にんにく・しょうが 各1片(みじん切り)
- ナンプラー 小さじ1
- チリソース 小さじ1
- レタス 適量
作り方
- フライパンでにんにく・しょうがを炒める。
- 豚ひき肉を加えて炒め、調味料を入れる。
- レタスで包んで食べる。
豚しゃぶの梅しそポン酢和え
茹でた豚肉を冷やして、梅肉、しそ、ポン酢でさっぱりと。
夏の暑い日に、キンキンに冷やしたラガーと合わせると、火照った体にしみます。
さっぱり系だからって侮れません。
あと味がスッと消える感じが、クラフトビールのキレをより際立たせてくれるんです。
材料(2人分)
- 豚しゃぶ用肉 150g
- 梅肉 小さじ2
- 大葉 4枚(千切り)
- ポン酢 大さじ2
作り方
- 豚肉をさっと茹でて冷水でしめる。
- 梅肉、大葉、ポン酢とあえて完成。
豚バラのチーズ巻き
チーズを豚バラで巻いて焼くだけなんですが、これがまたビールに合うんです。
甘辛いタレをからめてもいいし、塩コショウだけでもじゅうぶん美味しい。
自分はスモーキーなポーターと合わせるのが好きで、チーズのコクがビールの香ばしさを引き立ててくれます。
ちょっと背徳感がある味わいも、またたまりません。
材料(2人分)
- 豚バラ薄切り 6枚
- スライスチーズ 2枚
- 塩こしょう 少々
作り方
- チーズを細長く切り、豚バラで巻く。
- フライパンで焼き、塩こしょうで味つけ。
まとめ
今回紹介した12品は、どれも実際に自宅で作って何度も試したお気に入りばかり。
クラフトビールは種類が豊富だからこそ、豚肉の味つけや調理法によってどんなビールと合わせるかを考えるのが楽しいんです。
味の組み合わせを試しながら飲む時間って、なんだかちょっとした冒険みたい。
豚肉のおつまみがあれば、ビールの世界がもっと広がりますよ。
気になったレシピからぜひ試してみてください。
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